ヌーヴェル・ヴァーグ独特の世界観は今もなお色褪せることはない。“ワタシ”というフィルターを通した試写会&Cinemaレヴュー

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sandsachi

Author:sandsachi
新聞社でお仕事。

試写会を中心に
Cinemaレヴューを更新。

ゴダールの映画
“気狂いピエロ”の
アンナ・カリーナ。

フランソワ・トリュフォーの
落とし子と言われる
ジャン=ピエール・レオ。

ヌーヴェル・ヴァーグな
世界に恋い焦がれ。。





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ゴーストライター

“心”でミステリーを咀嚼する

gost.jpg

映画は製作費の高額さや
素晴らしく粒ぞろえな俳優陣、
VFXやアクションの凄さなどで評価される。
しかも、「超話題作」と冠つきなのは
大概はマスコミが作ったキャッチ。
もちろん制作費に見合った
素晴らしい作品も多々あるけれど、、

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『ゴーストライター』は
あまり宣伝されてなかったようですが、、
大好きな心に残る映画のひとつ
『戦場のピアニスト』の監督
ロマン・ポランスキーの作品。
監督の作品だから観たかったのもあるけれど、
興味を惹かれたのは
なんと言ってもタイトルの
“ゴーストライター”
そう、私も編集の仕事をしていて
実はゴーストライターをしたことがあるからです。
ゴーストライターとは
書籍や脚本を本人の代わりに
編集または代筆原稿を書くこと。
ゴーストライターは
自分の名前を明かすことはないのです。

g6.jpg

この映画のストーリーは
元英国首相(ピアース・ブロスナン)の自叙伝を
リライト(編集)する仕事を依頼された
ユアン・マクレガー演じるゴーストライターが、
原稿の執筆が進むにつれて、元英国首相を取り巻く陰謀や
政治的スキャンダルやCIAなど、謎解きを進めていくうちに
自らも事件に巻き込まれていくサスペンス。

g8.jpg

しかし、
奇をてらった暴動やアクション
大どんでん返し劇などはなく
薄暗く、寂しく、美しい雨の降る
孤島でストーリーは淡々と展開。

g9.jpg

スクリーンに映るのは、ほとんどユアン。
彼の目線でミステリーを紐解いていくのです。
そこが、近年に観てきた映画と違うところ。
彼とスクリーンを観る自分が探偵になり
静かに距離を縮めてくる影の存在に
ドキドキするのです。

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g4.jpgg10.jpg

もうすぐ80歳を迎える
ロマン・ポランスキー監督。
歳を重ねてきたからできる
熟成された映像美とプロット。
英国VS米国の皮肉劇。
ラストシーンのなるほどな意味など^^。。

観終わってからも
回想してしまう映画。

劇中のアレクサンドル・デスプラの
音楽もよいです。。

gga.jpg
原題:THE GHOST WRITER

監督・脚本 ロマン・ポランスキー
原作・脚本 ロバート・ハリス

出演 ユアン・マクレガー ピアース・ブロスナン
   キム・キャトラル オリヴィア・ウィリアムズ
   トム・ウィルキンソン ティモシー・ハットン


配給:日活 フランス・ドイツ・イギリス合作映画 2010年




2011.9.14 @チネチッタ
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

【 2011/09/14 23:49 】

イギリス映画  |

神様のカルテ

死を迎える そのとき
人生の最期にみたい景色

ほとんどの人は
家族やお医者さん、看護婦さんに
見守れながら天国に旅たってゆく


『神様のカルテ』は
末期がん患者と医師とのつながり、
24時間稼動する医療の現場、
医師のあり方などを絡めた
ヒューマンストーリー。

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櫻井くんが演じる内科医
栗原一止は、愛読本が夏目漱石。
妻役の宮崎あおいちゃんと住む家も
文豪家が住んでいそうな古い旅館。
同居人も風変わりで。。
そんな、ゆったりした雰囲気と、
過酷な医療現場とのギャップ。

k5ac.jpg

終末期医療のシーンを観ると
父親を看取ったときの情景などが
映像と重なって涙も倍増。
あの時、看護婦さんや看護師さんたちに
本当にお世話になったのです。
私と母の心のケアもたくさんして頂いて。。
感謝してもしきれないし、
言葉では何を言っても足りないくらい。。

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患者は一人で病気は治せない。
医師も周りで支えてくれる人がいるから、
よい心身と環境で技術や経験が習得できるのだと思う。
患者と医師のコミュニケーションも
つかず離れずな距離感が難しい。

k0.jpg

宮崎あおいちゃんが好きなので
映画の中でもオリンパスのカメラを持っている
カメラマン役が楽しみだった。
役柄はあおいちゃんにピッタリだけど、
インタビューで、ご本人が語っていたとおり、
こんなに懐が深く、菩薩様みたいに
旦那さんを見守る妻ハル。
ハルみたいな女性は
現代にいるのでしょうか?笑。。

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監督:深川栄洋 
原作:夏川草介 脚本:後藤法子

出演:櫻井翔 宮崎あおい 要潤 吉瀬美智子 柄本明
    加賀まりこ 池脇千鶴 原田泰三 西岡徳馬

 TOHOシネマズ川崎









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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

【 2011/09/07 23:45 】

日本映画  |

アジョシ

誰かに
心を許す瞬間

それは、

言葉?態度?

それとも直感?

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東映本社の試写室で
韓国映画『アジョシ』を観てきました。

主演のウォンビン
ずいぶん前から大好き
映画舞台挨拶を観に韓国まで行ったくらい。
この映画のために最近、来日してましたね。

日本は洋画の上映が他国より遅くて、もどかしい。
『アジョシ』は昨年、韓国で大ヒットした映画。
やっと観れる日が来た~!!

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しかし、
韓国映画を1度でも観たことがある人なら
ご存知かもしれませんが、、
アクション映画とかホラー映画は要注意。
日本よりも描写が過激なので
特に女性の方で血とかグロテスクな描写が
苦手な人はキツイかもしれない。
この映画も、ちょっと、、
警戒しながらのスタート。


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天才子役と呼ばれているソミ役のキム・セロン。
あどけない表情の中にも凛とした目の輝き。
子役といえども、立派な女優さんです。
ソミは劣悪な環境の中で育ちながらも
母を信頼して愛している、その姿が幼気で涙を誘う。

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ウォンビン演じるテシクは、
孤独を自ら選び、謎が多い男。
ストーリは麻薬密売と臓器売買。
おそろしくダークな内容。
しかも、組織の要員は、なんと子供たち。
日本では、このようなブラックな内容は
ご法度映画で製作されませんよね。
子供たちに見せられない、、

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孤独なソミとテシク。
偶然ではなく必然のように
お互いの糸をたぐり寄せて近づいていく。
その糸は犯罪組織の薫りがするのに。。

mg835a.jpg

映画のタイトル『アジョシ』は
韓国語で“おじさん”
ソミにとってテシクは隣のおじさん。
血の繋がっていない
おじさんだけれども、
こんな眼差しで、こんな逞しい身体で
自分のことを守ってくれるなら。。
私もテシク、いや、ウォンビン!に
永遠に守って貰いたい。
たとえ犯罪者だったとしても。。

mg837a.jpg

韓国版のチラシ
カッコイイですね~
w2a.jpg

☆9/17(土) 全国ロードショーです☆

mg834a.jpg
原題:아저씨

監督・脚本:イ・ジョンボム
出演:ウォンビン キム・セロン

配給:東映 韓国映画 2010年


 2011.9.6 @東映本社 第一試写室(特別試写会)




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【 2011/09/07 00:45 】

韓国映画  |

親愛なるきみへ

メールの
即効力よりも

手紙には
文字から
その息吹が聴こえる。。

封を開ける
もどかしささえ
愛しい時間

mg828.jpg

2006年、最も読まれたに
ニコラス・スパークスの恋愛小説
「きみを思う夜空に」が原作。

軍隊に向かう彼と待つ彼女。
ストーリーはよくある
ドラマや映画ではないかと思いつつ
“コイバナ”ならば、とりあえず観ようと
軽い気持ちで試写会に参加。

韓国や台湾のエンターテイメントが好きなので
徴兵制度というのはよく耳にする。
ハリウッド映画の“軍隊モノ”も馴染みはある。
しかし、日本は兵役がない国。
理解はしても真実味はやっぱり、ないのが本音。


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大切な人が軍に入隊して戦地で活動をする。
国のために送り出され、引き裂かれた
恋人たちの世界だけではなく、
子供を送り出す親心も忘れてはいけない。

この映画のキャッチコピー通りの
“珠玉の恋ものがたり”
でも、私は違うシーンで号泣してしまった。

今年初めに父を天国に見送った時
私からは何も父に伝えた言葉がなかったと。。
死期間近だったあの頃を
この映画の主人公ジョンが
父親に手紙を読むシーンで思い出してしまったから。。
あー、、いま思い出してもウルウル。

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手紙は送り主が、その手紙を書いた時の気持ちや
感情の起伏が文字の筆圧からわかるのがよい。
文字を眺めているだけでも、その人の顔が浮かんでくる。

機械を通して眺めるメール文字の羅列からでは
送った人の本心が見抜けないし、誤解、誤読もある。
便利なようで不便かもしれない。

やっぱり、顔をみて体温を感じて
直接話せるのが一番しあわせ。

この映画で何度も主人公サヴァナとジョンが
交わす言葉のように

「また、すぐ会おう」

大切な人に言いたいし、言われたい。



9/23 全国ロードショーです☆

mg827.jpg
原題:Dear John

原作:ニコラス・スパークス「きみを想う夜空に」
監督:ラッセ・ハルストレム

出演:チャニング・テイタム アマンダ・サイフリッド

配給:プレシティオ/協力:ハピネット 2010年/アメリカ


9/1 特別試写会 @日本教育会館






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【 2011/09/02 01:05 】

アメリカ映画  |
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